小波津 一 院長(小波津歯科クリニック)のインタビュー

小波津歯科クリニック 小波津 一 院長

小波津歯科クリニック 小波津 一 院長 KOHATSU HAJIME

神奈川歯科大学を平成5年に卒業。その後総合病院の歯科に6年、同医院の系列病院で6年従事。平成18年に現在の『小波津歯科クリニック』を開業。(京浜急行バス 関東学院大学金沢文庫キャンパス パークタウン入口下車すぐ/大新東バス レイディアントシティ 金沢白百合幼稚園前下車 徒歩1分)

大学時代から慣れ親しんだ横浜の地で開業して19年を迎える

叔父が歯科医でその勧めから歯学部を受験。幸いにも合格し、卒業後は鶴見にある総合病院で6年。同病院の系列病院の歯科で開設から6年院長を務めた後に開業を決意しました。釜利谷の土地はたまたま出会ったのですが、大学が横須賀にあり土地勘もあったので幸いと考えて現在の場所に『小波津歯科クリニック』を開業することにいたしました。開業当初は来院される客層は子供が多くいらっしゃっていました。当時は2階に診療所がありましたが、近年はご高齢の方の診療が多くなったことから2階まで上がってもらうのは負担になると考え、平成26年診療室を1階に変更しました。皆様の来院理由は様々ですが特に多いのは定期検診と、詰め物などが取れてしまって歯が欠けたというものです。開業したのが平成18年なので今年で早くも19年。地域の皆様の支えもあり現在に至ります。

患者さんの気持ちに共感して手を差し伸べる

私は診療の際に相手の気持ちに寄り添う事を信条としています。例えば詰め物が取れてしまった患者さんが来院したとします。そんな方へはまず「それは大変でしたね」と声をかけて寄り添い、詰め物が元に戻るのであれば戻し、戻らないのであれば新しいものにします。中には「時間がないのですぐにつけて欲しい」と希望される方もいるので、要望に沿って応急処置し、「落ち着いたら近くの歯医者に寄ってください」と言葉を添えています。もちろん医学的に正解不正解はありますが、自分の正解を相手に押し付けるのでなく、相手の立場だったらどのように対処して欲しいか考えて日々柔軟に対応しています。

食べたいものを食べて欲しい

私は患者さんに幾つになっても美味しいもの、好きなものを食べて欲しいと願っています。例えば入れ歯が割れてしまった患者さんがいたとします。硬いものを噛んため割れてしまったので今後は好きだけど硬いものは食べない方がいいかと質問を受けたとしましょう。そんな時私は「どんどん食べてください。あれもこれもダメだと何も美味しくありません。壊れたらまた来てください。何度でも当院で修繕します」と伝えています。食べたいものを噛んで食べることは生活の活力に繋がり健康に結びつくことです。入れ歯が割れたということはそれだけしっかり噛めている証拠だと考えているので、患者さんには美味しいものを安心して食べ続けてもらえる状態でいてもらいたいと考えています。

人との繋がりが重要だと感じる現在

卒業後の勤務医だった経験と今の開業医としての経験から感じることは人とのつながりが濃くなる点です。勤務医であれば退職すればそこに来ていただけている患者さんとの関係は切れてしまいますが、今のように開業医だと異なります。10年前に自分が治療した部位に不具合が起きて来院いただくというケースが起こるのです。過去のカルテを確認し、自分の医院で処置していた場合は正直に患者さんにお伝えするようにしています。歯が欠けてきたり、抜かないといけない状況を作ったのは自分なので悔しいですが、患者さんには包み隠さず伝え今後の治療方針を提案します。これはネガティブな面だけでなくポジティブな面でも同様で、同一人物が一位期間見ているのでその方の状況経過を観察できます。患者さんが頑張って生活習慣を変えた結果良い状況になった。または逆ということが分かるのでこれはかかりつけ医としての役割の一つだと感じています。

地域のかかりつけ医として皆様にお口の健康を寄与する

私の役割は地域のかかりつけ医です。それは地域の色々なことを相談できる場所だとも考えています。もちろん私一人で全てをフォローできないので、できないことは他の医院にご協力いただきます。うちに来院いただける患者さんの多くは歯医者に検診にきているという感覚は他よりも薄いかもしれません。相談事や近況、スポーツニュースや趣味と様々な話がココでは飛び交っています。息子が全国大会に出ることになった。孫が結婚した。娘が留学に行く。そんなお話を聞きながら、私も人生の先輩である患者さんに個人的な相談する。そんな時間が私には何より大切なものです。患者さん、スタッフ共々良い年の重ね方をしたいと考えています。体力を維持して皆様のお口の健康を守っていければ本望です。これからも何卒よろしくお願いいたします。

 

※上記記事は2024年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小波津歯科クリニック 小波津 一 院長

小波津歯科クリニック小波津 一 院長 KOHATSU HAJIME

小波津歯科クリニック 小波津 一 院長 KOHATSU HAJIME

  • 出身地: 沖縄県
  • 趣味: 旅行・料理・読書
  • 好きな本: 実用書
  • 好きなアーティスト: 『Queen』『BillyJoel』
  • 好きな言葉: 『No pain, no gain』
  • 好きな場所: 夕日の見える海岸

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