こんにちは!ネットラボの佐々木です。
2020年4月に「たまプラーザ駅」そばに開院した『横浜たまプラーザ運動器スポーツクリニック』。院長の河﨑賢三先生は病院勤務時代、外来で年間8000人を診療。うち300件におよぶ手術を手がけてこられたそうです。当時の患者さんの約7割が25歳以下のスポーツ選手。様々な競技のチームドクターを務め、その豊富な人脈を生かした新たな取り組みをご紹介します。
世界3階級制覇。八重樫東さんとトレーニング
ボクシング世界3階級制覇という偉業を成し遂げた八重樫東さん。その八重樫さんが2020年9月1日に現役を引退され『横浜たまプラーザ運動器スポーツクリニック』(以下、「たまスポクリニック」)のトレーニングアドバイザーに就任。たまスポクリニックに到着!早速トレーニング施設を見せてもらいました!
見慣れない低酸素ルームがありましたので、
「低酸素ルームは、酸素濃度を低く抑えることで高い運動効果を 実現することができます。30分で約1時間の強度に匹敵します。
また、たまスポクリニックには、高気圧高酸素ルームもあり、
ちなみに低酸素ルームとは、酸素濃度を低く抑えることで高い運動効果の獲得を実現する専用トレーニングルームのこと。30分の運動で約1時間の運動強度の匹敵すると言われているそうです。さらに「たまスポクリニック」では、今春より高気圧酸素BOXを導入。低酸素ルームとは逆の原理で、濃縮された酸素を取り入れることにより、疲労の“超回復”、怪我からの早期回復を手助けしてくれます。(※詳細はおすすめリンクへ)(インスタグラムはこちら)
さて、低酸素ルームで行われる「八重トレ」
今回、トレーニングに取り組んでくれたのは、前田くんと藤村さんの2人。前田くんは野球を、藤村さんは柔道に取り組んでいて、リハビリテーションの一環として八重樫さんのトレーニングを受けるようになったそうです。
「さあ、頑張ろう!」「はい!跳んで~!」
八重樫さんの一声を合図に、最初の種目の「スクワットジャンプ」がスタート。1分間のインターバルを挟んで30回を2セット。側で見ていても、のっけからもうキツそう……。
「今日トレーニングに来ている前田くんはスネを、藤村さんは肘を傷めていました。動きは限られてきますから、その限られた中で出来ることを選んでいくというかたちですね」
怪我をしないための体の使い方を落とし込んでいく
休むまもなく、次のセッション「反復横跳び」に。ここで八重樫さんから股関節を意識するようにとの注意が。
──動き方の1つひとつを注意深く見ていかれるんですね。
「なぜ怪我が起こるのかといえば、偏たったバランスで体を動かしていることが1つの要因です。怪我は、その代償と言えなくもありません。ですから、一連のトレーニングでは正しい体の使い方を落とし込んでいきます。キツいように見えますが(笑)、ちゃんとした動きが出来てくると、同じ動きでも楽になっていくんです」
トレーニングメニューが競技能力の向上に
トレーニングも中盤戦に。次は上半身を屈め、ちょうど“ケンケン”の要領で片足でジャンプして床に両手をついていきます。こちらもインターバルを挟み、足をかえて2セット。
「辛いけど動く! 辛くなってきてからが勝負だよ」「動いて、動いて、動いて!ハイ、オッケー!」
──八重樫さんの声が入って、踏ん張れてる感じですね。
「明るい練習のような。苦しい感じは全然なくて、楽しく出来ています。競技は違いますけど、似てるところってあると思うんですね。それも世界チャンピオンに教えてもらえるんですから、すごくうれしいです」(藤村さん/柔道)
「八重樫さんのトレーニングを受け始めて半年になります。体力がついてくるだけではなくて、野球のパフォーマンスも向上してるのが実感出来てるから、楽しんで続けられています」(前田くん)
「ちゃんとした動きを身につけていけばもっと楽になるし、イコールで競技能力の向上につながると思っています。2人とも最初の頃よりは全然出来るようになっているし、その過程を見続けていくのは、自分としてもやりがいになっていますね」
自分自身も子ども達と一緒に成長していけるように
ここまでですでに20分‼︎ 2人とも大粒の汗を流し、でも、がんばっています。
トレーニングは続いて3種類の「腹筋運動」に。そして最後は、椅子に足をあげた状態での「腕立て」がスタート。
通常は30秒から1分が多いトレーニングだが、
「バランスと体幹を意識して! どの体勢が1番楽か考えてやっていこう!」
「はい、最後まで、最後まで!」「……5秒! 4、3、2、1、オッケー。終了です‼︎」
約40分に渡った濃密なトレーニングの最後に、八重樫さんからコメントをいただきました。
「野球でも柔道でもボクシングでも、『体を動かす』ということは一緒だと思っています。正しい動き方を身につければ、それはきっと先につながっていく。正直なところ、私は昨年引退したばかりで、トレーニングやコーチングのスキルはまだまだと思っています。その意味では、彼や彼女たちに勉強させてもらっているところもあると思いますね。私と一緒にトレーニングをすることがモチベーションにつながってくれればうれしいですし、ここで学んだことが、子ども達の競技人生にとって少しでもプラスになってくれたらいいですね」
INFORMATION
横浜たまプラーザ運動器スポーツクリニック | ||
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電話 | 045-905-5535 | |
所在地 | 横浜市青葉区美しが丘2-14-9 MMPたまプラーザ1階 | |
最寄駅 | たまプラーザ駅 徒歩3分 | |
駐車場 | 近隣にコインパーキングあり | |
診療時間 | [月曜・火曜・水曜・木曜・土曜]11:00~14:00 16:00~20:00 [日曜]14:00~19:00 |
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休診日 | 金曜・祝日 | |
支払方法 | 現金 クレジットカード |
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Web | https://yokohama-tsc.com/ | |
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特徴 | ●一般整形外科診療 ●スポーツ整形 ●インディバなど物理療法機器各種 ●エコーガイド下ハイドロリリース ●低酸素トレーニングルーム ●高酸素治療室 ●理学療法士によるリハビリテーション |